「ガラパゴス諸島が危機遺産に」



ガラパゴス諸島は独自の進化を遂げた固有種が多く存在することで知られています。そのガラパゴス諸島の自然環境が今、危機に晒されています。危機遺産にも指定されたガラパゴス諸島についてご紹介しています。


南米、エクアドル沿岸から西方へ約1,000キロの位置にあるガラパゴス諸島は、大小55もの島からなる火山群島です。
ガラパゴス諸島は大陸から遠く離れた位置にあることから独自の進化を遂げた動物や植物が多く存在することで知られ、ガラパゴスペンギンやガラパゴスリクイグアナなど固有種の宝庫となっています。
ちなみに、「ガラパゴス」には「ゾウガメ」という意味があり、実際に世界中でガラパゴス諸島でしか見られないゾウガメが存在しています。
また、固有種の中でも特にガラパゴスフィンチ類に関しては、ダーウィンの進化論にも大きな影響を与えることにもなりました。

なお、ガラパゴス諸島の正式名称は「コロン諸島」といいます。

ガラパゴス諸島は1978年にユネスコ(国連教育科学文化機関)により、世界で最初の世界遺産のひとつに登録されました。
登録の決め手となった理由としては、ガラパゴス諸島の

・ひときわすぐれた自然美を持つ点
・地球の歴史の足跡を辿ることができる点
・動植物の進化や発達の過程を示す顕著な見本となる点
・生物の多様性を保全することが大変重要な意味を持つ自然生息地である点

…などが評価されたと言われています。

しかし、環境の悪化や地球温暖化の影響、外来種の繁殖、観光客の増加などの理由から、現在、ガラパゴス諸島に住む多くの固有種が絶滅の危機に瀕しています。
環境を守るための厳しいルールも設けられてはいるものの、残念ながら今のところ有力な対策として十分に機能していないというのが現実です。
そのため、ガラパゴス諸島は2007年にはユネスコによって「危機にさらされている世界遺産(危機遺産)」リストに指定されています。